SoundBlaster ZxR – オンボード音源にさよならだ!其の壱

具体的にSoundBlaster ZxRを購入して取り付けたという話の前に、おっちゃんと「音」に関して、いろいろ歴史的な経緯を書いて見ようかなと思います。

音質とか結構どうでも良い

おっちゃんは若いときから楽器を弾いていました。ブラスバンドではなくロックバンドなので、ギターとかベースとかキーボードとかドラムです。中学時代はブラスバンド部に入りましたが、マウンティングが激しいクソ部だったのでずっとバックレていました。高校時代はクソ学校で軽音部がなかったので勝手に作ろうとしたら却下され、教員というのは人間のクズなんだってことがよくわかりました。仕方がなくブラスバンド部に入ったのですが、顧問の先生が気持ち悪かったので一度も参加してないです。結構多いのよね、ヒステリックな音楽教師って。気に入らなかったらたいてい殴って奴隷にするタイプのおっちゃんとは相容れないです。

バンドマンとして頑張っていこうと決めていた当時のおっちゃんを、なぜか周りは全力で邪魔しようとしていましたね。本当に常に憎んだものです。

おっちゃんはBOØWYからバンドをはじめました。

というわけで、15歳から楽器弾いてたんですが、その割には、8歳から始めたコンピュータでは作詞作曲しようとは全く思わなく、誘われてもむしろデジタルをずっと否定していました。生演奏を超える自動演奏なんかある分けがないと思っていたので。

中学時代ハマっていたYMOは規模が違いすぎるので別格ね。

そういえば中学時代に好きだった同級生の飯尾玲子(ソプラノ歌手)にYMOのアルバム4枚をメタルテープに録音してプレゼントしたことがあったけど、当時の女子中学生がYMOを好きになる訳がないよなぁと今なら思うおっちゃんである。

BOØWYはすぐに飽きてしまい洋楽へ。未だにLED ZEPPELINは最高です。

つまり、DTMとかって全然興味がなかったんですよね。うん。スタジオ入って爆音でベースが弾ける!ってだけで良かったのです。もちろんアンプのつまみなんか意味がわからないので、毎回違うセッティングとかでした。こだわりが無いと言うか。音質なんか全く意識していませんでしたね。

成人してから当時のバンド仲間達数名が「漢字Talk(昔のMac OS)」でカラオケ用のデータ入力の仕事を始めた時に、へぇそれってDTMっていうんだ、って調子でした。生演奏以外、本当に興味なかったですね。多重録音もタスカムの8トラックMTRでクロムテープに録音して自分だけのアルバム作ったりとか、そんな感じでした。

ちなみにおちゃんが8歳からコンピュータいじってて得意分野だってことはバンド仲間は誰も知りませんでした。隠していたわけではないのですが、当時パソコンって名前すら普及してない時代だったんで、別に言う必要ないかなと思ってたので。

なので、ギターの家に遊びに行った時、そいつの兄貴が持っていたFM-8(全然使ってる形跡がない)を発見したので、暇つぶしにテレビに繋いでBASICでRPGをサクッと作ってみたりしたところ、バンドメンバーがまじでビビってました。まぁ当時のローテクなマシンなら1時間で1個ゲームくらい作れるんですけどね。

内容は、主人公がメタルの女王”森高千里”を救いに旅立つという、ドラクエ1みたいなJRPG王道風のやつです。当時大嫌いだったパンクバンドとかBOØWY亜種のバンドをモンスターとして登場させて爆笑をもらいました。

なんで森高千里かというと、当時のバンド雑誌のメンバー募集で、「コピーバンド。当方ギター。全パート求む。メタリカと森高」って書いてあって、メンバーで爆笑したことでネタにしたという経緯です。

ちなみに当時おっちゃんが聞きまくっていたのはロックというよりヘヴィーメタルです。だいたいこんな感じのアーティストを聞いていました。

  • Suicidal Tendencies
  • Megadeth
  • Creator
  • Slayer
  • Sepultura
  • Helloween
  • Cacophony
  • Anthrax
  • Napalm Death
  • Laaz Rockit
  • その他
今も現役なSuicidal Tendencies。アクセル・ローズがこのバンダナ真似してたのは有名。

音質とか結構大事

別の知人がMD式のMTRを書い、カセットテープを浪費することから脱出したのです。その後「HDDレコーディング」という用語をよく耳にするようになり、もう自分が愛したアナログの時代じゃないんだなと痛感したのです。

本来ならここで自分もHDDレコーディングを開始すればよかったのでしょうが、何しろ8トラックのMTRを買って2~3年くらいしか経ってなかったし、苦労してローン払ったわけですから、どうしてもカセットテープでの多重録音から先に進む気になれませんでした。

おっちゃんはここでHDDレコーディングという新しい波には乗らずに、時代についていく事自体をやめてしまったのです。

当時のおっちゃんが苦労して買ったタスカムの488。カセットテープで8トラックという無茶ぶり。

25歳くらいのときは仕事より音楽を優先していたので、一旦会社は退職し、自宅で作曲ばっかりしてました。この時、いままで全然気にしていなかった「ノイズ対策」ということを始めるのです。今でいうとコンプレッサーとかあれば事足りるんでしょうが、インターネットも全くと言っていいほど普及してない時代なので、とにかく情報がありません。手探りでいろいろ探り、インピーダンスなどをちゃんと調べたりしたもんです。楽典勉強していた知人とは気が合わなく、ぶっちゃけ嫌いだったので、とにかく人には聞かず、書店などで調べたものです。

当時は「良い音」にこだわるというよりむしろ、「ノイズを消す」ことに注力していましたね。お金で言うと、「稼ぐ」より「出費をへらす」感じです。貯金的な感覚でしょうか。

それからよくわかりませんが突然バンドブームが来たので、おっちゃんもここぞとばかりにメンバー募集などしていまいたが、練馬のビリー・シーンと言われていたおっちゃんと同レベルのバンドマンがなかなか見つからなく、結局バンド募集はやめてしまいました(下手くそと一緒にバンドやるとせっかく楽しい音楽が気分悪くなるだけなので。特に勘違いボーカルとか本当に嫌いなんですよね。

スタジオに彼女連れて来るのは別に良いんだけど、ロビーで待たせずにスタジオ内に入れるとか、休憩中にドラム叩かせたりとか、彼女の前だからって打ち合わせにやたら無意味な意見を出してきたりとか、とにかく迷惑なだけの目立とう精神ボーカルはすごく多いです、経験上。多分其のくらい無神経でデリカシーが無いからボーカルをやろうと思うんでしょうね。おっちゃんは基本的にバンドメンバーのくせに楽器弾けない人は認めていません。だからボーカルは一番いらないと思っています(でもなんだかんだ言って一番ボロクソ言われるのはベースですけどね)。

つまり、この時点でおっちゃんはバンドマンではなくなったのです。バンドマンから卒業し、ただの音楽好きのサラリーマンとして生まれ変わったのです。

すげー嫌だけど仕事するぞー!!!!

ベースを売りました。アンプも売りました。とにかく今すぐにバンドに誘われても役に立つ機材は無い状態です。ドラムスティックとBOSSのメタルゾーンだけは未だに持っていますが、とにかくもう社会人として仕事に励み、音楽は趣味の一つとして捉えようかと、そんな大人に一歩近づいた感じですね。うん。ろくな大人じゃないですが、当時は背伸びじゃなくてちゃんとおとなになったんだ、という自覚がありました。

そうなるとなんだか感覚も少し変わってきて、今まで全然気にならなかったパソコンでの作詞作曲、そしてパソコンの機材を揃えるということに徐々に興味が湧いてきたのです。なんだか新鮮でしたね。

無駄に決まった時間に出社したり、無意味な朝会議に出たり、プログラミングとかデザインなどの簡単な仕事をするだけで、どんどん給料がもらえます。さすが8割が無駄で出来ているソフトバンクです。ほとんどの社員が脳に障害があるようなバカばっかり(ヒント → ヤフージャパンバブル)で本当にで疲れる毎日でしたが、給料はそこそこ良かったです。

そしてそんな無意味な作業で手に入れた財力を使い、自分のパソコンをパワーアップさせることにしたのです。

当時はMMORPGの「プリストンテール」、その後は「リネージュII(オープンβ版)」にハマっていました。そこで知り合ったネットフレンドもそれなりにパソコン使いこなしてる感じです。最初に揃えたのはスピーカーで、次に音源ボードを買いました。この音源ボードはクリエイティブメディア社のサウンドブラスターという製品です。当時はネットフレンドなんかもみんな同じボードを使っていました。新宿のソフマップで買った記憶があります。型番などは完全に忘れましたが、自分のマシンにボードを差し込んで再起動後、今までオンボードで出ていた音がどれだけしょぼいのかってことを身を持った知った瞬間でした。

オンボードじゃ駄目だなと。音質は大事だ。何しろ聞いてて気分の良さがまるで違いますので。

ちなみにグラフィックボードも買い替えたりしましたね。今でも覚えていますが、FireGL 1000 Proです。時代を感じさせる名前ですね。

この10年後くらいに「けいおん!」とかいう漫画の影響でまたバンドブームがやってきてましたね。町田のイシバシ楽器の店員が「”けいおん!”様々ですよwww」って言ってました。

音質はかなり重要

吉祥寺にある老舗のライブハウス「クレシェンド」は顔パスなおっちゃんでしたが、バンド人生の最後の方はもうロックというよりエンタテインメントが楽しかった記憶があります。つまりゴリゴリのロックより、観客と一体化するライブのほうがはるかに楽しいんですよね。

いわゆる日本の間違ったステレオタイプなロックのように、とにかく我を通すというのも一つのスタイルでしょうが、なんだかんだで一番思い出に残ったのは、はじめてライブを行った西荻窪区民センター(500人規模)ではなく、ライブするたびに客と喧嘩になりそうになる高円寺リッツ(質が悪いバカバンド多すぎ)でもなく、気持ちよく暴れられる高円寺20000ボルトでもなく、この吉祥寺クレシェンドでやった年末カウントダウンライブでの、東京スカパラダイスオーケストラのコピーバンドのサポートベースでした。

なんだかんだ言っても客が求めているものをやる、そして求めている以上のことをする、というのがライブでは大事ですね。

このときは全員スーツを着て、管楽器は赤系、弦楽器は青形のネクタイをするというルールがありました。ずっとロック(厳密に言うとスラッシュメタル)なおっちゃんとしては、そういうものはすべてくだらないと思っていたので、このときは新鮮でしたね。あくまでサポートなんだ、ヘルプなんだ、という意識から、徐々に楽しめるようになったという感じです。

さかなクン様と東京スカパラダイスオーケストラ。これ格好良かったなぁ。

おかげさまでこの年末カウントダウンライブでは人気投票でトップを取得しました。今までトップなんかとったことなかったし、自分が好きな曲を好きなだけ演奏して酒のんで暴れるだけのオナニーしかしなかった自分が、客を楽しませるということに目覚めた瞬間だったかもしれません。

今までは機材も独りよがりなセットを組んでいましたし、モニターもベースとドラムだけ聞こえれば良いとか思っていましたし、ボーカルはアスペルガーでギターはADHDでドラムはセックス依存症でベースは神様だと思っていたわけですが、このライブを機にいろいろ気が付きました。

我ながらかなり我が強いプレイヤでしたね。気に入らないとすぐ殴るし、酒のんでゴミ収集所で寝たり、道路工事で1mくらい掘ってあった穴で目が覚めたこともあります。持ち物全部盗まれたりとか、とにかくカオスでスラムでしたね。おかげさまで高円寺の居酒屋数店舗でメンバー全員が出禁になっていましたし、思いを変える良い機会だったのかもしれません。

とにかく先入観って自分を小さくしてしまうよなぁ、という良い勉強になりました。20代でこれに気づけるのってある意味財産かもしれませんね。

音質に囚われた人たち

さて、若い時に覚えたことって年をとっても覚えているもので、ことわざで言うと「三つ子の魂百まで」的な感じでしょうか、未だにいろいろ音楽関連に関しては一般人より詳しい状態を保てています。

SkyrimとPUBGというゲームを快適にプレイするために、2年ほど前に購入したドスパラのGALLERIA XTですが、音源は後から追加する予定だったのでオンボードのままでした。どちらかと言うとグラフィックボードの方ばっかりに目が行ってました。残念ながら予算の都合で念願だったGTX 1080は買えず、GTX 1060になったおっちゃんのマシンですが、気になって仕方がなかったんですよね。だから音源とか言ってる場合じゃない!的な。

Twitchでストリーミングしたり、仕事の会議でzoom使ったりしているうちに、音響設備が徐々に整ってきました。マイクスタンド、単一指向性のUSBマイク、そしてWebカムとマスク用のモーションキャプチャソフトを購入したり、とにかく機材を揃えるのって楽しいです。

海外の人とも会議することが多いのですが、新興国じゃない国の場合、部屋の構造によっては音響対策が全くされておらず、音が反響しまくったりしてなかなか難しい課題はあります。あとはヘッドフォンタイプのマイクが服に擦れてガサガサ言う人も多いし、zoomという便利なソフトがあるにはあるけど、それを使う各方の音響に対する意識がまだまだ全然低いって感じがしますね。

一番いやなのが、Mac使いに多いのですが、キーを力いっぱい叩く人。本気で死ねって思います。ぶっちゃけzoomで他の人の声が聞こえないです。カタカタカタ~って感じじゃなくて、バチバチバチ!ってタイプするのです。ガテン系かよ。「僕は仕事が出来る人です!」みたいな自意識が高すぎてうざいです(そしてそこまでデリカシー無いクズに限って、仕事が出来る判定されたりするから困ったものです)。クチャラーと一緒で周りが見えてない育ちの悪いただのバカなんだと思います。

というわけで、観客と一体になって楽しむことが好きなおっちゃんとしては、上記のような参加者に迷惑をかける行為は全力で避けたいですし、そういう意味もあって、ここ最近はまた音響的なものにこだわるようになってきました。

しかし今は昔と違って当時の機材なんか当然売っていませんし、もっと良いモノが存在してたりします。オーディオインタフェースなんかなかったです。これは生演奏する楽器の音をパソコンに取り込むのに便利ですね。あとはUSB-DACとかですかね。こだわるとキリがありませんが。

で、いろいろ書いているとたまに出てくるゴキブリみたいな音響マニア。

『○○の場合○○を使うと○○が○○だから○○を○○したほうが絶対に良い』的なアドバイスをしてきます。こっちはアドバイス求めてないにもかかわらず、自分の知識をひけらかすことに生きがいを感じている音響マニアが、勝手に無断で無許可に無節操にアドバイスしてくるのです。面倒くさいですね。聞いた時には答えてほしいけど、聞いてないんだから、『俺にとってお前のアドバイスはただのホワイトノイズでしかない』と言いたくなりますが、一通り言い終わった後で華麗にスルーしてみると良いかもしれません。

しかも彼らは意味もなく『○○にしとけ』『○○一択だろ』などの「上から目線」+「命令形」になるという意味不明な挙動になるのです。思わず笑ってしまいます。自分が偉くなったと勘違いしてるのでしょうが、この程度で偉くなった気分になれるとは、なんとも羨ましいくらいに狭苦しい世界で姑息に生きる蒙昧なスキルをお持ちのようで、ある意味貴重な存在なのかもしれません。おっちゃんは閉所恐怖症なので狭苦しいのは部屋だけじゃなく思想も嫌いです。広いほうが気持ち良いんでね。

しかも『一択』って間違えてるし。選択肢1つなら『択一』だろwww

というわけで、あんまり突き詰めるとただのオカルトだとか言われてしまうので、他人の耳で聞いた感想なんか完全無視していいと思います。だって音を聞くのは自分なので、自分が『良い』と思ったものをなんの疑問も持たずにガンガンつっぱしって試してみるのが楽しいと思いますがね。うん。割と本気で。

とはいえ、ある程度の切り分けってのは大事だったりします。

今回は以下の目的があって音源ボードを買う必要がありました。

  • ゲームをプレイ中、左右の足音などでNPCの位置をある程度把握したい
  • ハイレゾ音源を堪能したい
  • サラウンドで立体的な音響を堪能したい

つまり、ゲーム用です。これ大事。ゲームですよ。

別の言い方をすると、クラシックを聞くために10万円以上のヘッドフォンを買ったり、スピーカーを置くために床を補強したり、音質向上のために庭に電柱を設置するような方向性ではないのです。ゲーム用なのです。

なので、音質に囚われるのではなく、音を捕えるのですよ、自分が。