ことはじめ
1995年くらいに3DCGにハマって、六角大王とかいじりまくってた。
その他DOGA-Lなどのソフトでショートムービーを作ったり、Shade4を購入し、ベジェベースでモデリングもしてた。
その時に流行ってたのはLightWade 3Dというソフトで、こちらはポリゴンベースだった。
当事はなんだかよくわからないままモデリングし、なんだかよくわからないままライティングし、なんだかよくわからないままレンダリングして満足してた。
今回はほんとに15年ぶりにちゃんと学んでみようと思い、Metasequoiaという国産3DCGモデリングソフトを購入してみた。
このソフトは基本的にフリーで使えるが、機能に制限がある。買ってしまえば機能は全部使える。
たかだか5,000円ちょっとの金額で、何ヶ月もうずうずしたり、イライラするのは精神衛生上よろしくないので、こういう時は直ぐに買うのが良い。
というわけで、バージョン3の頃はお遊び程度にいじってたMetasequoiaだけど、バージョン4から刷新されたので、気持ちを入れ替えて挑むとする。
MetasequoiaはMac版もあるが、ここではWindows版とする。
設定
いろいろな設定を自分なりに決めておき、作業内容によって都度設定を変更し、終わったら設定を元に戻す、という作業をしてる。
俺のやってる設定は以下。
UI
- 初心者
- モデリング(文字)
- モデリング(アイコン)
- マッピング
上記のうち2番めのモデリング(文字)
を選択しておく。なぜなら、アイコンより文字の方が画面にたくさんボタンを表示できるから。
それに、ブログに描くときに文字の方が説明しやすい。
ガイド
- 点
- 辺
- 面
- 前
をONにしておく。ここはけっこう入れ替えたりすることが多いので注意するように心構えしておく。が、見ればわかる程度なのでそれほどでもないかな。
表示メニュー
- ZX平面
- X/Y/Z軸
- 下絵
- テクスチャ
- スムージング
- 光源の向き・色
- 曲面ワイヤー表示
上記以外はチェックを外しておく。
システム
- 物体パネル(オブジェクトパネル)
- 材質パネル
上記2つだけ表示させておく。
選択オプション
これ死ぬほどよく使うのになんでこんな画面のしたの方にあるんだろ?UI的に問題あるよなぁ。
ツールバーのところに欲しいわ。
- Z/Y/Z軸
- 範(範囲選択)
- S(スクリーン)反映
- 点/辺/面選択
- スナップ(頂点)
にしておく。
オブジェクト操作
選択対象
初心者が割りと気づかないポイント。
点、辺、面、それぞれ個別に選択可能かどうかをON/OFFできる。
面がOFFの時には当然面を選択出来ない。
フォーラムなどで「面が選択出来ない!バグだ!」というトピックをたまに見るが、この選択対象がONになってないだけというケースが案外多い。
やっぱりこれは画面上部のツールバーにあれば良いと思う。
削除
- 面
- 選択ツールで面を選択してdel
- もしくは[削除]で削除したい面をクリック
- 辺
- delで消すと面まで消えてしまう
- [エッジ][消去]で削除したい辺をクリック
- 点
- delで消すと面まで消えてしまう
- [移動]ツールで近くの点まで移動しながら右クリックで結合
- 点のみを削除というツールは存在しないらしいのでこれで対応
追加
- 面
- [面の生成]で点を順次選択
- ∠は面なし。終点もしくは右クリックで終了
- ▲は3点で閉じる
- ■は4点で閉じる
- ★は多角形。終点もしくは右クリックで終了
- 辺
- [エッジ][追加]で始点 → 終点の2箇所をクリック
- 右クリックで終了
- 点
- [エッジ][分割]で辺上の任意の場所でクリック
辺の追加時、点を選択しやすいように頂点(点)にスナップするように設定した
辺を追加するため、始点となる点をクリックし、終点となる点にむけてる途中
数値指定
- 移動
- 移動させたい点、辺、面を選択
- [移動]で表示されるパレットで移動したい方向ボタンをクリック
- 法線方向に限定死体場合は「法線方向へ」をONにする
- 絶対座標、相対座標を選択
- 絶対座標:全世界の座標(100から120に移動させたかったら120と入力)
- 相対座標:今の位置からどれだけ移動させるか(100から120に移動させたかったら差の20を入力)
- 法線方向:面の真正面方向
- 回転
- 回転させたい辺、面を選択
- [回転]で回転パレットを表示させる
- 回転させたい方向の数値を入力する
- 「球回転」と「スクリーン」はドラッグして回転する場合に使用
- 拡大縮小
- 拡大縮小したい部分を選択する
- [拡大]で拡大パレットを表示させ、「選択中心」をクリックして選択した範囲の中心点を指定する
- 拡大したい軸に数値を設定し、OKする
数値を直接入力してOKしても法線方向にならない(バグ?)ので数値を見ながらマウスでドラッグした
回転させたいオブジェクトを選択して[回転]で回転パレット(詳細設定)を表示させた
オブジェクトの表示
複数オブジェクトを同時に表示
パーツごとにオブジェクトがわかれている状態で、別のパーツを参照しながらモデリングしたいが、非選択オブジェクトは面が表示されない状態になってしまう場合、「表示」メニューから「現在のオブジェクトのみ面を表示(F)」のチェックを外す。
オブジェクトの色を変更する
オブジェクトウィンドウの該当オブジェクトをダブルクリック、もしくは設定ボタンをクリックして「オブジェクト設定」ウィンドウを表示させる。
基本情報にあるピンクの四角をクリックすると、カラーパレットが表示されるので、そこで任意の色を選択する。
ヒント
準備、操作面
- 面の分割、点の結合、ナイフなどを多用してると、つながってるように見えて実はつながってない点などが生まれてしまう。幾つか集合している点ひとつを選択し、マウスでドラッグしてみて確認する必要がある
- つながってなかった場合、ドラッグした分をCtrl+ZでUndo後、[選択]で該当する点の周りを範囲選択し、「オブジェクト」→「近接する頂点をくっつける」ですべてを結合させる。範囲は0.1、0.5などで試してみる
- 移動する場合、ハンドルの中心点をドラッグせず、面倒でもX/Y/Z軸をそれぞれこまめに動かすほうが、後で苦労しない
- 基本的に「S(スクリーン)」設定にしてある場合は、目で見えてる方向へ動かすということになるので、横移動させてるつもりが奥に移動してた、なんてことがあり得る
- [移動(V)]、[選択(S)]、[エッジ(W)]のショートカットキーは強制的に今直ぐ覚えたほうがよい
- 正面図、側面図、上面図の切り替えは、(F1)、(F2)、(F3)のどれかという感じで無理やり覚える
- [ナイフ]で面を刻む前に、[エッジ]でできないかを考慮する
- Mac版メタセコイアをMacBookで動かすとしても、マウスを使った方が絶対に良い
- 3ボタンマウス(2ボタン+ホイルボタン)使用が大前提なのは3DCG全般に言えること
- アップデートはこまめに行うこと
メンタル面
- YouTubeにてMAYAや3DsMaxなどのチュートリアル動画も参考にすべし
- ググってもメタセコイア3の情報ばっかり出てくる(しかも入手不可プラグインに依存してるのが多い)ので、心が折れないように引き締めておく
- 最初は思うように出来なくても、ちゃんと最後までやり遂げることが大事
- 終わらせた回数分だけ上達する
- 無料にこだわってるといつまでも上達しない(5,400円なら誰でも買えるはず)
- 買うことによって得られる自信と勇気と気合は実際、存在する
- メタセコ本を購入する際、現状出版されているものはすべて情報が古く、操作方法が微妙に違ってたりするので、予め「操作方法が違うだけでその機能自体はある」ということを肝に銘じ、折れない心を育てることを頑張る
- 公式サイトのBBSは、ユーザのスキルレベルのしきい値が幅広すぎて役に立たないので無視して良い
- 公式サイトの機能紹介などは、全機能を理解している人間が書いているので、初心者は当然理解できなくても問題ない
- どうしても知りたい情報が見つからない場合、MMDとかToyStudioなんかいじって気を紛らわすと良い
- もしくは俺に聞いても良いけどぶっちゃけ初心者なのでそこはご理解いただければと
- 3DCG自体は1990年台にShade5年、六角大王2年くらいいじってた程度